本命…駒大苫小牧、日大三、愛工大名電、大阪桐蔭
大会2連覇を狙う駒大苫小牧は松橋、吉岡、田中ら好投手を擁し、
投手力では昨年を上回っており、
連覇はいかに打線が援護できるかにかかっている。
対照的に日大三は、狭い球場での試合だったとはいえ、
都大会新記録の10本塁打を記録した打線の破壊力は今大会屈指だ。
こちらは左腕・大越の踏ん張りがポイントだ。
今年の選抜の覇者、愛工大名電は、春よりも打力が増し、
大阪桐蔭はMAX155`左腕・辻内、
高校通算65本塁打の平田をはじめタレント揃いの大型チームだ。
ただしこの2校は抽選で同じブロックに入ってしまい、
お互いに勝ち進めば3回戦で早くも激突してしまう。
もし対戦すれば、今大会の行方を占うカードになりそうだ。
対抗…銚子商、天理、済美、沖縄尚学
銚子商は、投打のバランスが良く、
エース・遠藤を黒潮打線が盛り立てる。
2期連続でベスト8に進出した天理は、
甲子園の経験が豊富なのが強みだが、
県大会で打線の軸の真井が負傷したのが気掛かりだ。
昨夏は決勝で涙をのんだ済美は、
打線に昨年ほどの力はない分、
エースで主将の福井にかかる期待は大きい。
選抜で8強に進出した沖縄尚学は、攻撃力には定評があり、
課題の守備力の安定が上位進出の鍵だろう。
ダークホース…青森山田、桐光学園、高陽東
沖縄尚学に大敗した選抜の雪辱を期す青森山田は、
エース柳田がどこまで復調してしてきたかに注目が集まる。
桐光学園と、高陽東はともに打撃のチーム。
桐光の打線は選球眼が良く粘り強く、
一方高陽東の打線は長打力に富む。
この他、今大会注目の打者・加藤政義が
主将としてもチームを引っ張る東北、
不祥事を起こしたばかりであまり応援したくは無いが、
日本航空も、投打に力がある選手を揃えており要注意だ。 |